みんなおつかれー、えもんです。
最近、中途採用の面接をしているんだけど、
20代後半の女性転職志願者がめちゃくちゃ多いのよ。
で、面接でよく話を聞いていると、
みんなに共通している話って大体こんな感じ。
ポイント
・30歳までには結婚したい
・結婚/出産/育児休業を逆算すると、このタイミングしかないと思って転職活動開始
・今の会社で独身の先輩女性社員を見ていると、私もこのまま同じ道を歩むのではと不安
・なるべく転勤や異動もない会社がいい
・育児中でも、休みや時短勤務制度を利用しやすい会社がいい
・なるべくデスクワーク中心の仕事がいい
良い悪いっていう話はさておき、
女性のキャリア形成ってやっぱり難しいよね。
部活や受験勉強を頑張って高校を卒業するのが18歳。
楽しいサークル生活や就活に励んで大学を卒業するのが22歳。
やっと仕事が慣れてきた3~5年目には、既に25歳~27歳。
それから結婚して、出産する頃にはあっという間に20代後半。
その後、1年近く育児休業して、復職するものの、
子供が小さいうちは結構手もかかるので、
仕事中心の生活というわけにもいかず。。
子どもが小学校~中学校に入れば、学校行事やママ友コミュニティへの参加。
高校に行って少しは手が離れたかと思ったら、待ち構えている大学受験。
はぁ、やっと子育てが落ち着いたかなぁと思う頃には、
ママはもう40代後半。
あれっ、その時の子供の年齢って、
「部活や受験勉強を頑張って高校を卒業するのが18歳。」とか言ってた頃だよな。
そう考えると、女性って、
オシャレやお化粧して友達と出かけるのが楽しくて、
若いってだけでチヤホヤされるし、
イケメンとSEXができる20代~30代って、
ほんと一瞬なんだよな。。。
もちろん日本の社会が女性のキャリア進出に歓迎的ではないとか、
賛否両論あるのはここでは議論するつもりはないけど、
何が言いたいって、だからこそ会社選びが大事だっていう話。
最終的に、入社という決断を下すのは性別の問題ではなくて、
一大人としての判断だから、しっかり考えような。
女性としても、ママとしても、
めちゃくちゃ輝いている人はいるし、
頑張れば、それから自分だけの時間を見つけて、
仕事や趣味に没頭することも全然できる!
けど、時間だけは取り戻せないからな、
若いうちの貴重な時間は大切に過ごそう。
新卒の会社選びは慎重に
まずは、しつこいけど新卒の会社選びは慎重にな!
っていう話から。
俺自身、就活始めるときに、
まず何したかって合同説明会に片っ端から参加して、
企業の情報収集を集めまくってたんだけど。
一応、留学経験もあって英語も得意だったから、
とりあえずグローバル展開している商社・メーカーあたりに絞って話を聞いてみたわけ。
すると割と多くの会社が、4人に1人は海外転勤を経験していて、
売り上げの比率も国内より国外の方が大きいから、
グローバルに活躍したいと思ってる学生には最高の舞台が待ってます!
的な話をね、延々とするわけよ。
当時の俺はさ、もう話を聞いているだけでワクワクしたし、
夢のような海外生活を送り、異国の地で活躍している自分を想像して、
片っ端からそっち系の会社に応募しまくったりしてさ。
でも冷静に考えてみて、自分が想像してた海外勤務って、
ニューヨークとかロンドンといった世界の中心都市で、
タワマンに住んで、朝はスタバでコーヒーを飲みながら出社し、
綺麗なオフィスビルでバリバリ仕事。
アフターファイブは近くのバーで軽く一杯ひっかけて外国人の同僚と談笑、
そして週末は、海外勤務手当を原資に観光地巡り。
大体そんなイメージだったんだけど、
いざグローバル系のメーカーで働いてみると、
現実はそんな華やかな世界ではなかったっていうオチ。
もちろんあるんだよ、主要国の主要都市に支社が。
花形部署に配属されて、上司に気に入られれば赴任できる可能性も全然ある。
ただ、製造業のメーカーってさ、
海外の工場に赴任するケースが多いんだけど、
ほとんど多くの国っていうのが発展途上国なわけよ。
BRICSって言われるような、インド、中国、ブラジル、ロシアとかね。
そこで待ち受けているのは、
夢のような世界からはかけ離れた悲惨な労働環境。。。
男はいいんだよ、男は。
まぁ、体張ってなんとか乗り切れれば、
給料もいいし、現地ではお金持ちしか住めないようなマンションにも住めるし、
運転手もついてるし、年に1~2回は一時帰国手当も出て、
2~3年我慢して日本に戻れば昇進もできる。
ただ、女性目線では、
結婚したばかりでいきなり別居生活は困りますとか
子供がまだ小さいんでこのタイミングでインドには行けませんってことで、
退職する女性社員がめちゃくちゃ多いのよ。
差別的に女性を見てるわけじゃないんだよ。
でも、そう言われたらそうだよなっていう話。
旦那は東京勤務、自分はインド赴任。
あれ、子供まだ2歳なんですけど。。。的なね。
最近はさ、女性の社会進出も当たり前の時代だから、
女性も総合職枠で応募するのが一般的だし、
本人たちも本当は挑戦してみたい気持ちがあるのかもしれないけど、
実際問題、それが現実的かというとやっぱりそうじゃないんだよな。。
最近なんか、男性社員というか、
管理職と言われる結構偉い人たちでさえも、
転勤を嫌う傾向があって、出向を命じた4人に1人くらいの割合で退職するのよ。
そんな俺もそのうちの一人で、
たぶん発展途上国への辞令が下ったら、たぶん辞めるんだろうな。笑
ってことで、俺の結論としては、
海外で働いてみたいと思うのはまじで若いうちだけっていう話。
だって、ほどほどに働いて、そこそこの給料もらってれば、
普通に海外旅行だって行けるから、
わざわざそんなストレス貯めてまで海外赴任する必要なんかないしさ。
配属希望は絶対経理にしておけ
いわゆる手に職ってやつだ。
今働いている会社が嫌になったとするだろ!?
それでどうするって、転職活動で始めると思うんだけど、
経理経験があれば、かなり潰しがきくのよ。
経理ってさ、AI・RPAの台頭でなくなる仕事ランキングでも
結構上位に入ってるから不安にはなると思うんだけど、
そんな心配はご無用。
人間の代わりにロボットが仕事するって言ってもさ、
仕訳がわかる人間の工数っていうのは一定数発生するから、
企業から経理部がなくなるっていうことはまずないし、
世の中に会社がある限り、決算や税務申告っていう手続きもなくならないわけだから、
経理経験者っていうのはものすごく貴重なわけよ。
冒頭の話に戻るんだけど、
最近は、働きやすい会社を探している女性の転職希望者が多いって言ったじゃん!?
経理部だったら、それが実現するわけよ。
手に職っていっても、
今更”士業”って言われるような資格を取るのも面倒くさいし、
ほどほどの会社で、そこそこの給料もらえれば問題ないっていう人には
願ってもない最高の部署だよね。
転職市場的にも、
若年層の経理経験者を採用するのは、
かなり苦戦するのよ。
なんでかって、みんな辞めないから。
居心地がいいのよ。
しつこいけど、経理部だったら、
女性の多くが望むワークスタイルが実現できるから、
長い目で見て、営業なんかより、
手に職がつく経理部がオススメっていう話。
少しでも若いうちに簿記の資格を取っておこう
ってことで、何かあっても経理経験があれば
潰しが利くっていう話をしたんだけど、
ママになってから勉強しようと思っても時間はないぞ。
大学生なら今のうち、
社会人なら結婚前の少しでも若いうちに、
日商簿記3級は取得しておこう。
欲を言えば、日商簿記2級あれば社内でも重宝されるし、
転職活動でもかなりアドバンテージ。
ただ、いざ勉強しようと思っても、
やっぱり家に帰ったら疲れて面倒くさいのが人間。
週末だって遊びに行きたい、
子供がいたら、手もかかって勉強時間なんか取れやしない。
今の仕事が経理じゃなくても、
最低限経理の知識さえあれば、将来絶対役に立つから、
少しでも若くて時間のあるうちに、
簿記の資格だけはとっておこうな。
何が言いたいって
色々書いたけど、
会社にフルコミットする時代っていうのはもう終わり。
「会社ほどほど、副業コツコツ!」でいいのよ。
承認欲求は満たされるかもしれないけど、
会社で頑張ったって、得られるものは定期昇給4,5000円の時代だよ!?
結婚したら、好きな人と一緒に家で飯食ってSEXして、
子供ができたら子供と遊んで、それだけで幸せじゃない。
時間だけは本当に戻らないから、
人生で一回しかない最高の20~30代をどう楽しむか、
どの会社を選ぶかはマジで大事。
特に、新卒でホワイト企業に滑り込んでさえしまえば、
余計なことは考えなくてもよくて、定年まで人生の勝ち組。
もし就活失敗しちゃったかなって思ってる人も、
探せば結構いい会社なんかいくらでもあるから、
一回転職エージェントに相談してみるのもオススメだよ。
ま、迷ったら公務員最強説!!笑