みんなおつかれー、えもんです。
久々に腹立ったから、厚○労○省の悪口言うわ。笑
いやぁ、あの送別会問題じゃなくて、自分の仕事の話。
くるみんマークって聞いたことある?
いわゆる、育児と仕事の両立支援をちゃんとやってる会社を示すマークのこと。
これがさ、ちゃんとやってるのに今回不認定の判定を受けたのよ。
理由を聞くと、ただただ「御社の取り組みは、客観的に実施したことを確認できません」の一点張り。
こんな融通の利かない奴やつらに税金払ってるのかと思うと、久々にはらわた煮えくり返ったわ。笑
ということで、ちょっとでも今後申請予定の方の参考になればと思うので、興味のある方はどうぞー。
申請のざっくり流れ
ということで、まずは申請の流れだけざっくりおさらいしておこう。
以下の手順で進めていけばOK、決して難しくはなくて、ただ面倒くさいだけだから安心して。
申請の流れ
1.自社の現状、従業員のニーズを把握
2.現状やニーズを踏まえ、行動計画を策定
3.行動計画を公表&社内外へ周知
4.行動計画を労働局へ届出
5.行動計画の実施
6.行動計画期間終了後、労働局へ認定申請
7.認定審査完了後、くるみん認定と認定マーク付与 ← 今回は、ここでつまづいた。
8.(より取り組みが進んでいる会社は)プラチナくるみん認定の申請
9.プラチナくるみん認定と認定マークの付与
くるみんマークとは
たぶんこの記事に辿り着いた方は、おそらく人事関係者だと思うので詳細は割愛するよ。
そもそも「次世代育成対策推進法」っていう法律ができて、パート・アルバイト含む100人以上従業員がいる会社は、労働者の育児と仕事の両立支援をするための取り組みを国に届け出る必要があるんだ。(社会保険の加入有無は問わず、直接雇用の人数で判断。出向者等は出向元で賃金の支払いしていなければ除外してOK。)
その届け出る内容というのが「一般事業主行動計画」というもので、これを提出しないと、企業名の公表や公共工事などに入札する会社が不利になるというペナルティがあるんだ。
厚生労働省:一般事業主行動計画の策定・届出について
※2モデル行動計画参照
ただ、この行動計画の内容自体は別に無理する必要はなくて、自分の会社の身の丈にあったものを設定すればOK。
なので、まずは何ができるのか社内の状況を把握して、行動計画が定まったら、それぞれ労働局・社内外へ公表する。
注意点は、公表した日付や申請内容・変更内容を必ず保存しておくこと!!
これはくるみん認定の際に、エビデンスを出せと必ず言われるので、しっかり残しておこう。
俺が失敗したのは、代表者が変わったときに、両立支援のひろばに変更情報を上書きしたんだけど、くるみん認定の際に変更前の内容を出せって言われてたのさ。
そんなの知らないじゃん。そんなことでも平気で認定できません!って言い張るからモメる原因に。
だから、アップした情報は、必ず印刷して手元に残していこう。
くるみん認定の際も紙で提出する必要があるので決して無駄な作業ではない。
準備するもの
1.一般事業主行動計画策定・変更届様式:管轄の労働局へ提出
2.行動計画
(1)社内:イントラネットや社内報、掲示板に掲示でもOK。従業員に周知したという実績が肝心。
(2)社外:両立支援のひろばに掲載すればOK。自社HPがある会社はそれでも問題なし。外部に公表したという実績が肝心
というのは、厚労省の外郭団体が運営しているサイトで無料で使えます。名だたる企業もここで情報公開しているので、人事担当者は確認してみよう。
しつこいけど、注意点は代表者や所在地が変更になった場合、両立支援のひろば上の企業情報を変更する必要があるんだけど、その画面コピーを都度保存しておくこと。
申請の流れ
1.自社の現状、従業員のニーズを把握
2.現状やニーズを踏まえ、行動計画を策定
3.行動計画を公表&社内外へ周知
4.行動計画を労働局へ届出 ← 今の話はここまで!
5.行動計画の実施
6.行動計画期間終了後、労働局へ認定申請
7.認定審査完了後、くるみん認定と認定マーク付与
8.(より取り組みが進んでいる会社は)プラチナくるみん認定の申請
9.プラチナくるみん認定と認定マークの付与
行動計画の実施
申請の流れ
1.自社の現状、従業員のニーズを把握
2.現状やニーズを踏まえ、行動計画を策定
3.行動計画を公表&社内外へ周知
4.行動計画を労働局へ届出
5.行動計画の実施
6.行動計画期間終了後、労働局へ認定申請
7.認定審査完了後、くるみん認定と認定マーク付与
8.(より取り組みが進んでいる会社は)プラチナくるみん認定の申請
9.プラチナくるみん認定と認定マークの付与
各種申請、届出が終わったら、次は実際に行動計画を実践していこう。
【行動計画の期間】
ちなみに行動計画の期間は2年~5年の間で、都合のいい期間を選択することができる。
早く認定が欲しい人は、2年周期で回していけば、たくさん星が貰えるし、めんどくさい人は5年で回せばOK。
ミソは大企業ほど、簡単な目標を設定して5年かけて取得。それから減税措置を受けまくっているという謎の制度。
【行動計画の内容】
行動計画ってなんでもいいの。
テレワーク制度を導入しますとか、残業時間を減らしますとか、ほんとになんでもいい。
ミソは、くるみん認定の際に目標を達成できていることだから、決して見栄を張る必要はない。
ただ、低い目標を一つだけ設定して認定を受けた時に、あまりかっこよくないっていう話だけ。
俺はムカついたから、次回以降マークだけ取りに行く。目標が低かろうが知ったこっちゃない。
認定基準
申請の流れ
1.自社の現状、従業員のニーズを把握
2.現状やニーズを踏まえ、行動計画を策定
3.行動計画を公表&社内外へ周知
4.行動計画を労働局へ届出
5.行動計画の実施
6.行動計画期間終了後、労働局へ認定申請
7.認定審査完了後、くるみん認定と認定マーク付与
8.(より取り組みが進んでいる会社は)プラチナくるみん認定の申請
9.プラチナくるみん認定と認定マークの付与
今日の本題というか、俺が言いたかったのはここの話。
どうやったらくるみん認定を受けられるのかというと、行動計画が達成できていて、その証拠書類が提出できればOKなんだけど、肝心なのは行動計画が達成できていることがポイントで、行動計画の数が多いとか少ないとか、内容がレベル低いですねーとかすごいですねー!とかは一切聞かれない。
だから、無理して背伸びする必要は一切なし。
俺が失敗したのはさ、なんかそれっぽい目標を3つ設定したのが仇となって、エビデンスを提出する際に結果的に自分の首を絞めてしまうことになったわけ。
※もちろんちゃんと全部クリアしたんだけどね。ただ担当者がバカだから全然話が通じなくて。
目標1:あれをやります。
目標2:これをやります。
目標3:こんなこともやります。
目標1:出来レースでいいので、これからやろうと思っている施策等をいれておけばOK。
例えば、残業時間を月間平均30時間から20時間に削減し、ワークライフバランスの充実を図ります。っていう目標を掲げたとするじゃない!?
で、認定申請の時に、実際の勤怠データを印刷して、削減したという事実を見せるんだけど、それだけじゃダメって言われるの。
削減するにあたって、どのように管理職や従業員にこの目標を展開して取り組んだのか、ここの客観的エビデンスを出せとしつこく言ってくるのさ。
俺の中では、既に行動計画の目標を掲げて、結果として達成できたからその事実をもって認定OKなのかとおもったらそうではなかった。
例えば、残業時間を減らすための具体的な取り組みとして、20:00に全館消灯しましたといったら、全館消灯するにあたってビルの管理会社に依頼をしたメールの実績とか、自社ビルだったら当番表を作成して毎月管理していたことがわかる様式とかの提出が求められるわけ。
しつこいけど、目的を達成したことは重要ではなく、手段をどのように運用したのかが認定の際にしつこく聞かれるので、プロセスの部分は用意周到にしておくことが肝心。
出来レースでいいのよ、出来レースで。
ただ、取り組みのプロセスが客観的にわかる資料提出を求められるから、注意しておこうという話さ。
感想とか
くるみんはマジで意味がない、タダの飾り。
大企業がウチは両立支援やってますっていうためのパフォーマンス。
電通が認定取り消しになった事実も記憶に新しいと思うんだけど、実際にワークライフバランスが充実しているかどうかなんて関係ないのよ。
肝心なのは、目標を達成しているかどうかなので、こんなのザルな制度なんだよね。
今回の件は、結果的に自分が用意していたものが、国が認める基準に達していなかったというわけなんだけど、こんな出来レースな制度は二度とごめんだね。
もちろん俺も会社員だからさ笑 自分の意思でやらないとはいえないので、今後も継続して取り組みは続けるんだけど、頑張っても無駄だということがわかったので、次回以降は2年周期で目標一個だけにして、ただただ星の数を稼いでいくことにするわ。
たかが目標1個でも、10年で5個実現するとしたら、それなりに体裁も保てるだろうし、役員や本部長も納得してくれるだろうから。
ちょっとアツなってしまったけど、もしこれから申請しようと思っている人がいたら気軽に相談してくださいな。
ヘタに社労士とかコンサルに依頼したらお金かかるけど、その前に俺の体験談とか参考にしてほしいのでね。
今日はこの辺で、、、以上!