みんなおつかれー、えもんです。
今日は、最近トップリーグを見ていてものすごく関心したことがあったのでその話でもしようかと。
しかし、これだけ海外の有名な選手が来日しているというのに、イマイチ盛り上がりにかけるあたりがラグビーらしいというか、もったいなさすぎる。
だって、ボーデン・バレット、マイケル・フーパー、TJペレナラだよ!?
武漢肺炎の影響があるとはいえ、ワールドカップの余韻は完全に途絶えてしまったかな。。。
ペレナラのレフリー支配を断ち切った堀江選手
さて、今日の本題は以下の試合について。
【ジャパンラグビー トップリーグ 2021 第4節】
「NTTドコモレッドハリケーンズ vs パナソニック ワイルドナイツ」
・開催日:2021年3月14日(日)
・会場:ヤンマーフィールド長居
幾多の日本代表を抱えるパナソニック vs ペレナラ、マピンピを率いるNTTドコモの全勝対決。
軍配はパナソニックに上がったわけだが、注目すべきは堀江翔太の試合後のコメント。
「TJペレナラは、レフリーを支配するのが得意。そこを断ち切ったのがパナソニックの勝因だった。」
と、とても興味深いコメントが。
俺も本気でラグビーやってる時によく感じていたけど、やっぱりレフリーも人間。
試合中って、敵も味方もアドレナリン出まくりで、めちゃくちゃアツくなって、ついレフリーに横やりいれたり、暴言を吐いたりしがち。
終いには、「相手チームに完全に偏った笛を吹かれた」という経験をした人も少なくないでしょう。
えぇ、”ラグビーあるある”の一つだよね。笑
ただ、今回の試合を見て俺が思ったのはちょっと違う視点なんだけどさ。
ラグビーやってる人ならわかると思うけど、オールブラックスの選手を間近で見れる興奮と言ったら言葉にできない。
しかも、あのオールブラックスのTJペレナラ!
彼が「黒」と言えば「黒」!
ラグビー大好きなレフリーだったら、ジャッジが偏っても決して不思議ではない。笑
特に、ラックサイドでレフリーとコミュニケーションの多いスクラムハーフというポジション。
もちろんそれだけが理由ではないが、彼の圧倒的なゲーム支配力がレフリーの判断を鈍らせるんだろう。
ワールドカップやスーパーラグビーといった数々の舞台を経験した堀江君は、完全にそこを見抜いていたというんだから本当に視野が広いね。
ラガーマンのメンタルについて
そんな堀江君が、以前意味深なツイートをしていたのを俺は見逃さなかった笑
https://twitter.com/shotahorie/status/1357850590965997569
要は、鋼の肉体を持つラガーマンも同じ人間で、メンタルヘルスがとても大切だという話。
確かに振り返ってみれば、南アフリカに勝利し、日本のラグビー界が盛り上がって、スーパーラグビーに参戦。
そして、サンウルブズでキャプテン、パナソニックでキャプテン。
見てる方は「さすが堀江!適任だな!」くらいにしか思っていなかったけど、相当プレッシャーだったんだね。。
素人レベルでも、試合前って息ができないくらい緊張することもザラにある。
それが、日本を背負って、チームのメンバーのことも配慮して、日本に残した家族もいて。。。
もちろんケガもある、将来どうなるかもわからない。特に、ラグビー選手の寿命は他のスポーツに比べて短い。
https://twitter.com/YowaTsuyo/status/1360856951505133569
メンタルコーチは日本に浸透するか?
まぁ、ちょっと前の世代の人からすれば、「今の若者は甘い」「俺たちの時代はそんなもんじゃなかった」とか言う人もいるけど、そんな単純な話ではないよね。
確かにそれも一理あるの。
会社でいえばさ、最近の若者は本当に長く続かないしさ。
もちろん、スキルアップの転職や、未だに社風が昭和でストップして馴染めないことも理解はできる。
先輩、上司の厳しい指導に耐え切れず、すぐに休職。
別にそれが良い、悪いっていう話じゃなくてさ、時代にあった生き方に適応する必要があるという話。
ジャパンでこそ、五郎丸のルーティンを生み出した荒木香織さんが帯同していたけど、社畜魂の日本の実業団にはそこまで浸透するのに相当時間がかかると俺は思う。
まず、いの一番に「予算は?」という返答がくることでしょう。
海外のスポーツでは、技術面だけではなく、メンタルコーチもしっかりチームに張り付けて選手のケアを怠らない。
その点、日本はかなり遅れているし、今後も流行らないんだろうな。。
緊張と緩和に弱い人間
人間のメンタルって、筋肉と違って本当にぐにゃぐにゃ。
鍛えようと思っても鍛えられない厄介な存在。
そんな俺も、会社で人事という立場上、色々メンタルヘルスの勉強をする機会があるんだけど、とても印象に残っているのがこれ。
「人間は緊張と緩和に弱い」
上手なボスはそれを使い分けるし、悪いボスはそれを利用してメンタルを支配する。
うまく表現できないけど、なんか金八先生的なさ、「うっせーな!」って毎日思って学生生活を送るんだけど、卒業したら「先生~!」的な良い人もいればさ、モラハラの人に多い、めちゃくちゃいじめた後にゴメンネ!と謝罪し、この人は悪い人じゃないと思わせて、からのまたキレる的な悪い人もいる。
ラガーマンでさえ、2.4人に1人が「うつ、不安障害の可能性がある」と言われる時代、指導者はより一層選手のメンタル事情を配慮しなければいけないんだろう。
もちろん適度なプレッシャーは不可欠。
この「緊張と緩和」をどう利用していくか。
自分自身も初心にかえって、立ち振る舞いを今一度見直してみようと思う。
ってなことを、夜風にあたりながらウイスキー飲んで考えていました。という独り言!
ちゃんちゃん