みんなおつかれー、えもんです。
今日は、これから就活を始めようと思ってるけど、「ぶっちゃけ業界研究って何から始めたらいいかわからないんです~」っていう人向けの徒然日記。
結論からいうと、業界研究で大切なことは、その業界が何の商品を扱っているとか、売り上げがどれくらいあるかを調べるんじゃなくて、「自分はこういう働き方をしたいんだ!」っていうイメージを強く持った時に、自分が目指している志望業界が果たしてそれに当てはまるっているのかどうかを研究すること。
なんでかって、俺も人事やって長いけど、中途採用で面接をしているとよく聞く転職理由がこれ。
転職理由第1位
新卒で入った会社が思っていたのと違った。
おいおい、何を研究をしていたんだっていう話!!
そう思うでしょ!?
散々研究したけど、働いてみたら全然違ったって、それは情けない。
一生に一度の新卒切符は絶対無駄にしちゃイカン!
一般的に言われてる業界研究や企業研究程度なら、例えば↓こういうサイトとか、ググればゴロゴロ情報なんか落ちてるから、それはそれで面接対策用に目を通せばいい話。
【最新版:業界研究】
めんどくさい業界研究は全て任せろ!業界ごとの人気企業を徹底比較・総まとめ!【21卒向け】
https://www.onecareer.jp/articles/790
※引用:最近勢いのあるONE CAREERのHPより
そもそも就活って受かったら終わりじゃないからな。
どっちかっていうと、本番は入社してから定年の60歳までどういう人生を歩んでいくのか。
「やったー大企業受かったぁ!」って言っても、その後が続かないんじゃ、せっかく努力した時間や新卒切符が無駄になる。
上辺だけの業界研究(面接対策)だけやって後悔することがないように、これを読んでくれた人は一回落ち着いて考え直してみよう。
金融機関に入社した女の子の話
色々エピソードはあるんだけど、今日はとある金融機関に入社した女の子の話。
彼女はそこそこの大学に通っていて、新卒で某農協に入社。
入社当初は、窓口やバックオフィスで金融事務を経験し、数年経って慣れてきた頃、法人営業なんかにも従事。
ボーナスも結構よくて、アラサーくらいまでは順調なキャリアパスを歩む。
ここまでは良かったんだけど、先輩達を見ていると、農協ということもあり将来的には作業服を着て社有車で「肥料のルートセールス」だったり、農家のおじさんたち相手の仕事をしなきゃいけいなのかと自問自答の日々が続く。。。
まぁ、肥料なんか扱ってるもんだから、もちろん化粧や爪だっておしゃれできないし、でも大学の同期の友達は丸の内で仕事して、アフターファイブは合コン三昧。
一方私は、汗だくでそのまま都内に出かけるわけにもいかず、年齢的にはもうすぐ30歳。
このタイミングで結婚・出産というフェーズを迎えていかないとズルズルいってしまいそう。。。
ということで、「将来的にも長く働けるデスクワーク中心の仕事を探して転職活動中なんです~。」っていうこの手の話は本当によくあってさ。
他にも、メーカーで働いている人の例で言えば、メーカーってさ、ずっと本社で働くとは限らないんだよね。
なんだかんだメーカーっていうのは、ジョブローテーションの中で実際にモノを作ってる工場での勤務経験っていうのが必ず登竜門としてある。
総合職だったら一度は地方に飛ばされて、作業服を着て仕事。周りは男社会で、現場のおじさんたちと仕事をする日々。当然アフターファイブを楽しむ場所もないし、家に帰ってはスーパーで買った冷たいお弁当をビールで流し込む。「あぁ、私このままでいいのかなぁ。結婚して子供ができても、旦那も転勤あるし、この会社に長く勤められるかなぁ。よし、転職活動してみよう!」
こんな話は耳にタコができるくらい中途採用の面接で聞いているよ。
いやいや!ってか、メーカーを志望したってことは、転勤あることもわかってたはずじゃん。
取り扱ってる商品とか売り上げとかさんざん業界研究したっていうけど、俺から言わせれば何を研究してたんだよっていう話なんだよなぁ。
隣の芝は青く見える
大卒の3割は、入社3年以内に退職
よく聞くよね!?でもね、これが悲しいことにマジなんだよな。。
東大だろうが、早稲田だろうが名だたる大学を卒業して、せっかく大企業に入社しても3年以内に辞めちゃうのよ。。
退職面談の時に、「課長に言わないからぶっちゃけ理由を教えて!」って聞くと大体↓こんな感じ。
よくある例
「あぁ、あの会社はIT系だから、地方への転勤もないし、会社も将来的になくならなそうだ」
「商社に行った同期は、海外出張でNYとかロンドン飛びまわって働き甲斐がありそうだ」
「クズみたいな上司ばかりで、自分が成長していけるビジョンが浮かばない」
「このままだとスキルが身につかなそうだ」
「なんだかんだ車は必需品だから、自動車メーカーは絶対なくならない業界だ」
「電力・ガス等のエネルギーは生きていくには欠かせないし、インフラ系の業界も魅力的だ」
うん。みんな頭いいしさ、便利な時代になったから、色んな情報かき集めて面接対策をしてくるのはいいんだけど、これから就活をする人は本当にその会社で働くって言うことを強くイメージしたほうが良いよ。
さっきの例じゃないけど、航空会社に行ったら飛行機タダで乗れるんでしょ!?みたいな話もあるけど、今なんかだと、例えばコロナの影響で乗客数が激減して売り上げも当然急降下。今年のボーナスの支給額が大幅に下落っていうシナリオだって想定されるし。
会社なんか一長一短!嫌な上司がいるから転職考えるっていう人もいるけど、どこに行ったって嫌な奴はいる!
給料が上がらないのはどこの会社も一緒、それよりその会社でさっさと管理職を目指す方が転職してまた0からやり直すより全然楽。何より転職したら、退職金の積み増しもそこでリセットするからもったいない!
とかね。
いざ働き始めたらね、隣の芝は青く見えてしまうもの。
だから、会社のことを調べるだけじゃなくて、しっかり自分の将来像を強くイメージしてあてはめてみよう。
業界研究 | どこまでやるか |
業績/会社規模/将来性 | 普通の人はここまでしかやっていないから新卒3年以内で辞める |
自分が60歳までどういう働き方をするのか | 本当はここまで考えるのが業界研究 |
面接のちょっとしたコツ
っていうことで、業界研究や企業研究と自分の将来像を強くイメージした結果、これだっていう会社が見つかったら、あとは面接を乗り切るだけ。
そんな面接のちょっとしたコツは「説得力」!!
そもそも面接官も、みんなサラリーマンなんだよね。
そんなサラリーマンがどうして働いているかって、生きていくためにお給料をもらうのが大前提。
「俺はこの会社でこんなことやりたいんです!」「自分はこんな人間なんです!」ってガツガツアピールしてくる学生の話を聞いても、それで!?っていう感じ。
それよりも、なんかこの子と働いてみたいなって思うくらいの普通の子の方が面接通ってくるし、色々調べた研究した結果自分もみなさんみたいに働いていきたいって言ってくれる学生の方が素直そうでよっぽど評価は高い。
何が言いたいって面接官も人間だから、何を言われたら嬉しいのかを考えて自己アピールの準備をしようっていう話。
特に面接は掴みが肝心だよ!
心理学的には、ハロー効果とかってよく言われるんだけど、最初に「この人が言うんだから間違いない!」って思わせることが大切。
最初でこけてしまうと、そのあと挽回するのは至難の業。逆ハロー効果で「こいつは何を言ってもダメだ!」っていう風にフィルターがかかってしまうから。
しっかり準備して、それでも面接が通らなかったら、縁がなかったと思って切り替えること!
何が言いたいって
色々書いたけど、業界研究はただの面接対策で終わるな!っていう話。
マジでね、これを怠ると3年以内に辞めることになるから、ぶっちゃけ就活で一番大切なのはこの業界研究といっても過言ではない。
土日休み希望してるのに、会社規模も大きいし、ネームバリューもあるからって小売業やサービス業にいったら終わりだよ。
給料高いからって商社に行ったら、命かけてBRICS各国に転勤させられるよ。
メーカーに行ったら、地方への転勤がセットだから、若いうちに全然遊べなかったとか結婚してる人は単身赴任で家族と離れ離れにだってなる。
ってことを諸々考えた時に、自分がどういう働き方をしたいのかっていうイメージをしっかり強く持つことが大切なわけさ。
極論、会社員である限り、全て自分の思い通りに進むことなんて絶対ありえないから!
それが嫌なら、独立するしか道はない。
それでも起業して食っていく自身がなかったら会社員という道しかないんだから、定年まで勤めあげるもよし。
貯金やスキルアップの土台にして起業するもよし。
反省しても後悔するな!好きなことで生きていこう!
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新卒で入った会社を3年で辞めたらどうなるの!?
みんなおつかれー、えもんです。 いやぁ、売り手市場×少子化で、ほんとにいい学生取れないのよ。 正確に言うと、内定を出した学生に辞退されるケースがめっちゃ増えた。 採用担当ってさ、採用計画っていうのを会 ...