2018新卒採用始まるね!
今って、超超超超超超超『売り手市場』だから、これからの4年生マジでチャンスだよ。
一応俺も人事やってるので、今なんか採用でめっちゃ忙しいんだけど、マジでいい人がとれない。
っていうか、学生の2極化が進む一方だね。
優秀な学生は複数内定もらうし、ダメな子はとことんダメダメ。
ま、この構図は不景気になっても変わらないんだけどさ、いいと思って内定出した子に蹴られちゃうのが最近の悩み。。
他の悩みは、俺なんかはまだ若い世代の気持ちに共感できる部分もあるんだけどさ、今の課長とか部長世代の人たちにとっては、さとり世代と揶揄される今の新卒君たちがなんか「なよなよ感」が強いらしく、俺がいいなぁと思って上の面接に上げても落とされちゃうんだよね。
偉い人たちって、やっぱり社会人経験が長いから、自分が学生だった時の気持ちはすっかり忘れていて、つい大人の目線で学生を見るもんだから判定基準がブレちゃうんだよな。
俺なんか、ブログなり、youtuberやって稼いでましたとか、ベンチャーでインターンやってましたっていう子のほうが生きる力を強く感じるし、これからの日本社会にとって必要な能力だと思うんだけど、おっさんたちにとっては、「なんかこいつ扱いづらそうだな」くらいにしか思われない。
とはいうものの、時代は変われど、
めちゃめちゃかわいい子は内定バンバンとるし(顔採用)
The体育会系のやつらも勢いあるから商社メーカーの営業の内定バンバンとるし(体育会)
売り手市場とはいっても、その差っていうのはなかなか埋まらないというのも事実。
就活なんか、第一志望の会社に行ける人の方が少ないんだからもうちょっと肩の力抜いていこうよ!
新卒の面接なんかさ、人生で一回きりなんだから軽く楽しんでやるかっていう軽い気持ちで臨む方がかえっていい結果につながるよ。
ってことで、今日はちょっと真面目に今流行のコンピテンシー面接の話でもしてみようかな。
コンピテンシー面接とは
ってことで、まずみんなに知ってほしいのがこの「コンピテンシー面接」ってやつ。
面接ってさ、とりあえず軽く自己紹介と志望動機を話して、その後ガクチカで、あとは質疑応答を30分くらいするケースが大半でしょ!?
でも、大手企業の面接に行くとさ、結構圧迫系の面接が多いじゃん。
あれって、別に学生をビビらせるためにやってるわけじゃなくて、こいつ本当に大丈夫かっていう素質を見抜くために、人生の先輩たちがひたすらみんなの経験を深堀しながら、こいつはしっかり物事を考えているのかと見極めているだけなのよ。
この掘り下げ面接を、人事業界では「コンピテンシー面接」って言うのね。
っていうのはさ、新卒の3割が3年以内に退職するって聞いたことがあると思うんだけど、これマジなのよ。
せっかく新卒カードを使って念願の大企業に入ったのに、ほんとに3年くらいで「俺がやりたい仕事じゃなかった」とか「このまま働いても先が見えない」とか適当に理由つけて辞めていくのよ。
っつーわけで、最近人事系のセミナーに行くと、
「皆様希望の人材は取れていますか?」
「面接の時は、優秀だと思っていた学生が入社後あまり活躍できていないとお悩みじゃありませんか?」
「その対策方法として、コンピテンシー面接を導入していきましょう」
っていう営業がめちゃくちゃ増えてきてる。
裏を返せば、今後もそういう面接が増えてくるので学生の君たちもコンピテンシー面接対策をしっかりする必要があるってこと。
コンピテンシー面接の例
私はラグビー部で主将を務めましたので、リーダーシップには自信があります。
また、ラグビーを通じて忍耐力も身につけ、御社の営業でバリバリ活躍したいです。
まぁ、よくある汎用的な回答だよね。
普通の面接官ならここで太鼓判押して、君いいね!採用!なんだけど、やっかいなのがこのコンピテンシー面接ってやつで、ここからさらにその人の行動特性っていうのを見極めていくんだ。
今回の例でいえば、本当にその人にリーダーシップがあるかどうか。
例えば、
面接官:部員は何人いたんですか?
大学生:30人です。
面接官:(あれ30人の部活なら、そんなにリーダーシップ発揮してないんじゃ。)
ちょっと掘り下げてみようかな。。。
面接官:練習メニューはどのように組み立てたんですか?
大学生:はい、部活に伝統で伝わるメニューをこなしていました。
面接官:ん、こいつ自信はあまり頭使ってないじゃん。結局、既に出来上がったものを利用しているだけで、名ばかりリーダーじゃん。こういう奴が上司になると、おれは課長だ部長だってよくなるんだよなー。
はい残念!となる。
それよりかは、弱いチームでも頭を使ってベスト8になったさっきの子の方がよかったななんて、結果になることも多い。
面接の自己分析で広く浅くしか答えを用意していないと、いざ回答に困って黙り込んでしまう学生もいるから惜しいんだよな。
なんだかんだ社会人って、会社で散々もまれてきているから所詮学生相手なんか子供相手みたいなもんで、一瞬で化けの皮が剝がれる学生は本当に多い。
なのでコンピテンシー面接対策をしっかりしていないと勝敗は明らか。
「なんで、お前がなかなか内定取れないの?」っていう人の原因は大体ここにある。
コンピテンシー面接の対策
まぁそんな感じで、意外と深く突っ込むと学生って結構ひよるんだよね。
自己分析しても割と広く浅い感じで終わってるし。
なんだかんだ社会人って、厳しい社会で生きてるから、その辺はドライだよ。
大手企業の面接対策って言うのは、一問一答で終わってちゃいかん!
しっかり想定質問を用意して、これ言ったらこれ突っ込まれるから、その先、その先、、と準備しておくことが大切。
そもそも面接ってさ、30分とか長くても1時間程度で、その中で学生の良し悪しを見極めなきゃいけないから、面接官側も採用担当から仕込まれているわけよ。
ガクチカエピソードの中からターゲットを絞って、そこからひたすら掘り下げて学生の本当の能力を見極めろって。
俺が見てきた本当に面接上手な学生は、それを逆手にとって、あえて突っ込まれやすいエピソードをESや自己PRで餌まきして、逆に面接官を誘導するくらいどっしり構えてるよ。
緊張してる感じも演出してるくらいにして大人を転がして楽しんでる。
もちろん嘘は言っちゃいけないんだけど、気持ち的にはそれくらい楽に面接に臨んだ方がいいよっていう俺のアドバイス。
コンピテンシー面接が気になった人は、採用担当のバイブルにもなっているこの本を読んでおくと、面接官が何を考えているかわかるから一度読んでおくといいかも。
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コンピテンシー面接マニュアル
何が言いたいって
色々書いたけど、最近はコンピテンシー面接っていうのが流行っていて、ガクチカの掘り下げ対策だけは必ずしておけって話。
しっかり対策をしておけば、一問一答系の面接はもちろん、どんな質問が来ても焦ることはない。
焦ることはないってことは、緊張もしないから、平然と受け答えができる。
平然と受け答えできるってことは、こいつしっかり自己分析しているな!と面接官にアピールできるから。
俺も採用担当してわかったのは、内定をたくさん取る学生とそうじゃない学生の違いってここなんだよね。
早稲田行って、留学行って、TOEIC900点です!ってブランドを過信している奴は大体化けの皮が剝がれることが多い。
言わずもがな、ガクチカに限らず志望動機も掘り下げて準備しておくんだぞ。
これさえやっておけば、マジで他の学生に余裕で差をつけられるからな。
就活大変だけど、新卒の就活は人生に一回だ。
全力で楽しめ!なんかあったらいつでも相談に乗るから!